雪見さん家の末っ子は病弱!?

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黒『もう泣かないの笑
真都の気持ちも分かるよ。嫌だよね。
でもさ、真都ひとりじゃないじゃん。俺も康にぃも、照にぃだっている。どれだけ泣いてもいい。それが頑張ってる何よりの証拠じゃん。』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ…ﾋｸｯ」

黒『出来そう？』

白「がんばって…みるぅｸﾞｽｯ」

黒『偉いね。おいで？ぎゅーしよ？』

白「ん…」

黒『ぎゅーっ…大丈夫。真都ならできる。』

白「うん、がんばる。ﾋｸｯ」

橙『早く終わらせて、アイス買いに行こうか。』

黒『よっしゃ。康にぃの奢りね。』

橙『なんで？笑』

白「んふふっ…」

黄『笑った。』

やっぱり、康にぃには勝てないわ。いつまでも。

黒『あっ！照にぃ一緒に入って？』

黄『了解。あっ！真都歯磨きちゃんとしてきたってさ。』

黒『了解。偉いじゃん。』

橙『すぐ終わるから、ちゃんと磨けてるか診るね。』


橙side

【部屋】

橙『じゃあ、ここのお椅子座ってください。』

白「うん、」

橙『康にぃがちゃんと歯磨き出来てるか診てから蓮呼ぶからね。』

白「はぁーい…」

橙『いいお返事だ。エプロン何にする？青とピンクと車の絵のやつがあるよ？』

白「あお…」

橙『青ね。じゃあ、付けるね。
お椅子下がるよーそのままお背中ぺったんしててね。』

白「んっ…ｳﾙｳﾙ」

橙『大丈夫大丈夫。もうちょっと上おいで？』

白「ん…」

橙『お顔見れたー。今からね、お口赤くするやつ付けて歯磨き練習します。ここまで出来そう？』

白「やれそう…」

橙『じゃあ、やってみようか。大きいお口しててねーあー…』

白「あーっ」

染色液をつけながら、虫歯の状態を確認する。
これ以外にはないかな…

橙『見て？これ今の真都の歯ね。ピンクでしょ？歯磨き上手だったらお水でぶくぶくしたらこれが全部取れて綺麗になるんだよ？やってみようか。お椅子上がりまーす。そこのコップにお水入ってるからぶくぶくペーしてね。2回くらいでいいよー』


白「…できた。」

橙『じゃあ、さっきと一緒でお背中ぺったんしててね。お椅子下がるよー

あー…』

白「あーっ」

橙『うん。じゃあちょっとだけお椅子上がるね。この鏡持ってね。これ見える？ここだけピンク残っちゃったね。いつもどうやって歯磨きしてる？』

白「こう…」

橙『うん、上手だね。じゃあ、少しだけ斜めにしてみて？どう？ピンク無くなった？』

白「なくなった！」

橙『今度からこれ頑張ってやってみて？』

白「うん！」

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