雪見さん家の末っ子は病弱!?

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桃side

桃『じゃあ、小児科対象の子はこっち来てねー』

子『はぁーい！』

桃『あっ！真都はちょっと待っててー』

青『はぁーい…』

この前の針刺し事件大号泣のわけ【リクエスト】しんちゃんさんの時、分かったことがある。
真都が、先端恐怖症を持っている事だ。
時間をかけて少しずつ恐怖心を無くそうと最後に回すことに。

桃『ごめんねーちょっとチクッとするよー

…はいっおしまい。ここ押えててね。』



あっという間に終わってみんな帰っていった。
赤『真都、ソファーに座ってるから連れてきて？』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

桃『真都ーみんな帰ったからやるよー』

白「んんーっ…いやぁ！ｸﾞｽｯﾋｸｯ」

こうなる事は想定内。ゆっくり話すために、ソファに腰かける。

桃『何が嫌？大にぃ無くせるかも。教えてくれない？』

白「おこるからいやぁ…ｸﾞｽｯ」

桃『じゃあ、にぃに達が真都のお願い無視した事ある？』

白「ないっ…ﾋｸｯ」

桃『でしょ？なら大丈夫。』

白「…ちっくんのとこみたくない。」

桃『してるところ見たくないのね？じゃあ、ゴロンする？』

白「ｺｸｯ…」

桃『分かった。ごめん、事務所のソファーひとつ空けて。そこに寝かす。』

緑『分かった！鍵もらってくる！』



桃『おいで？ぎゅーしよ？』

白「んんっ…ぎゅーっ」

桃『大丈夫。怖かったら言って？無理に進めたりしないから。ね？』

白「んっ。わかった。」

桃『偉い。頑張ろ？』


緑『鍵もらってきた！』

桃『よし、じゃあ真都。俺から降りて行こうか。』

白「んんーっ！おりない！」

桃『そう？』

赤『お待たせ、あっちに全部持ってったからそのまま連れてっても大丈夫！』

桃『ありがとう！』



白「ついたぁ…？」

桃『うん、着いたよ。じゃあここにゴロンしよ。左の手お洋服捲って出しててね。』

そう言い残して、真都の見えないところで物品の最終確認をする。


足りないものは無いな…

桃『よし、準備OKー！真都は出来そう？』

白「ﾊｱｯﾊｧ…ﾊｱｯ」

桃『大丈夫大丈夫。怖いなぁ。無くなるまで待ってるよ。ゆっくりスーハーしてリラックス。』

そう言って、捲った左腕を摩る。




しばらくして落ち着いてきた。

白「できる。」

桃『うん、ありがとう。ちょっとギューってなるよー…
ちょっとお手手触るねー…』


ココで良いか…
桃『ちっくん出来るところ分かったんだけど真都出来そう？』

白「できる。」

桃『ありがとう。じゃあちょっとごめんねー…』

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