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「一服付き合え。」
「…。」
彼が帰宅して完全に閉店。
帰ろうとしたらお父さんに呼び止められた。
店の外で並んで立ち遠くを見つめていたら、カチッとライターの音がした。
「Aさぁ、」
深く息を吐いて私がいる位置とは逆方向に紫煙を飛ばす。
「好きだろ、涼太のこと。」
「…!」
「隙を伺っては涼太のこと見てる。あんま見てっと気づかれるぞ。あいつ、ああ見えて結構鋭いからな。」
「私って宮舘さんのこと好きなのかな。」
「はい?」
「わかんなくて。」
「わかんないって…。自分の気持ちだろ。」
「そうだけど、」
「…いろんなこと気にしてたら自分から逃げる人生で終わるぞ。」
自分から逃げる人生。
その言葉が突き刺さった。
「目の前に2つの道があったとして、絶対にどっちかを選ぶわけだろ?」
「うん。」
「左選ぼうが右選ぼうがどっちにしろ人間てのはいずれ後悔するんだよ。だからお前はまずちゃんと自分と向き合って、心に聞いてみな?今、後悔しない道はどっちか。」
「今、後悔しない道…。」
「考えてもわかんねぇなら行動したらいい。涼太のことデートに誘ったりさ。」
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時