らうーるのねつ。 ページ22
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6月。
期末テストが近づいてきたから
テスト前の1週間とテストがある4日間
お仕事のお休みを貰った。
無事にテストが終わったから
久しぶりに撮影に参加するんだけど
なんか熱っぽい…
そのうち治るっしょ
事務所に着くともうみんな集まってた。
紫「お、ラウール久しぶり〜」
白「久しぶり!」
緑「なんか顔赤くない?大丈夫?」
白「大丈夫だよ、外少し暑かったから笑」
黄「ま、無理すんなよ〜」
撮影を終えた頃にはもうヘロヘロで
身体がだるくて仕方なかった。
疲れた〜なんて呟きながら机に突っ伏して
そのまま寝そうになった時、
車椅子が近づいてくる音が聞こえた。
赤「ラウール、ちょっと熱計りな。」
白「え、?大丈夫だよ」
赤「いいから早く」
言われるがまま体温計を脇に挟んで音が鳴るのを待った。
表示された体温は38.2
赤「やっぱり。もしかしてさ、褥瘡出来てない…?」
白「褥瘡?」
赤「うん、あの赤い傷みたいな…」
痛みが分からない僕達 脊損患者は
身体の一定の場所に、一定時間以上、一定以上の圧力が加わってしまうと皮膚が壊死のような状態になってしまうことがある。
それが褥瘡(じょくそう)。
白「…わかんない」
赤「ちょっと見てみよ。もしあったら大変だから。」
白「うん、、」
赤「しょうたー!ちょっと来れる?」
青「ん?どした?」
赤「ラウールが熱で。もしかしたら」
青「あ、あれね。隣の部屋行くか?みんないるとこじゃ恥ずかしいだろ」
またもや言われるがまま隣の部屋連れてかれて
簡易ベッドに寝っ転がった。
青「ごめん、ズボン下げるな。」
赤「あ、やっぱり。」
青「病院行こ。もっと酷くなる前に。」
赤「うん、ラウール、診察券持ってる?」
白「鞄の中に。」
青「俺、車 事務所の下につけとくから。用意してきて」
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塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi
作成日時:2021年6月23日 23時