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らうーるのねつ。3 ページ24



事務所に戻り、目黒に話を聞いたけど何も知らないって。

たまたますれ違った滝沢さんにも聞いてみたけど「自分たちで聞け。俺から話せることじゃない」って…



次の日
重い足取りでラウールの病室へ向かった。

今日は涼太も。
調子がいいから歩くって言うから連れてきてみた。


黄「(コンコン)ラウール来たよ〜」

白「あ、みんな!来てくれてありがとう!」

青「熱は?」

白「下がったよ。舘さんありがとね」

赤「早めに気づけてよかったな。」

黄「あのさ、ちょっと聞きたいことあるんだけどいい?」

白「うん、いいよ。なんとなく聞かれると思ってたし。」

黄「なんで一人暮らしなの…?」

照がそう訪ねると顔を下に向けて少し黙った。

白「…いないんだ。」

青「えっ…?」

ラウールが話す話は想像を絶するものだった。

捨てられた…

施設で育った…

それでいじめられてた…

俺ら3人は目に涙をいっぱい溜めて話を聞いた。

そんな過去があったなんて。

白「ごめんね、こんな話。嫌だよね。同じメンバーにこんな奴がいたら…だから、、」

すると照がその先を言わせないとばかりにラウールに抱きついた。

黄「辛かったな。」

白「いわもとくん…」

黄「大丈夫。俺らがついてる。」

青「俺らがお前のこと嫌うと思うか?」

赤「もっと頼ってよ。」

白「しょっぴー、舘さん…」

今まで張り詰めていた糸がプツンと切れたように
ラウールの目から大粒の涙が流れた。




泣き疲れて寝てしまったラウールを照が抱きかかえて車椅子に乗せて病室を去った。

事務所では緊急会議。

ラウールをこのまま一人暮らしにするのか。

それとも別の方法を考えるのか。


黄「俺は一緒に住んでもいいんじゃないかって思ってる。それぞれ出来ないことを補い合えるんじゃないかなって。」

青「俺はそれに賛成。実際涼太と住んでて助かるし。」

緑「俺は、1人の時間が無くなるのはちょっとキツイかな…」

桃「俺も一緒に住むのはちょっと…」

意見が真っ二つ。

するとみんなの声を取り込んで文字化するタブレットを見ながら会話に参加していた康二が口を開いた。

橙「なぁ、これやったらどう?マンションの同じ階にみんなで住むの。これなら誰かと同じ部屋がいい人は一緒に住んで、1人がいい人は1人で住めるやろ?」

黒「たまにはいい事言うじゃん」

橙「たまにはってなんやねん!笑」


これで話が纏まった俺らは

物件探しに取り掛かった。

物件探し。→←らうーるのねつ。2



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塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi  
作成日時:2021年6月23日 23時

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