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Prologue_vol.5 ページ5

黄side

入院して1週間。

ふっかは予定通り退院した。

俺も車椅子移動出来るようになって、
それと同時にリハビリも始まった。

こんなにバランス取れないものか…

俺が休憩に入った頃、ふっかが来た。

紫「照〜おつかれ」

黄「おう、あ、足作ったんだ」

紫「そうそう、退院直前に義足のリハビリ始めてさ〜」

なんて適当に話してたら担当の人に呼ばれて

2人ともリハビリを始めた。


終了時間も同じで、俺を病室まで送ってくれた。

俺は車椅子、ふっかは松葉杖をついて横を歩いていると、

スーツ姿の男に話しかけられた。

?「君たち、ちょっと時間ある?」

黄「えっ?まぁ、はい」

?「じゃあこっちで。」

その男についていく。


廊下のちょっとしたスペースにあるソファに誘導されるがままに座るふっか。

俺はその横に車椅子をつけてもらった。

?「じゃあ早速。俺はこういう者で。」

出された名刺には

 取締役社長 滝沢秀明

と書かれていて

黄「社長!?」と思わず声に出してしまった。

紫「あのー、この事務所は何をしているところなんですか…?」

滝「一応芸能事務所かな。病気や怪我で障害を負った人達向けの。」

黄「芸能…」

滝「今新プロジェクトを立ち上げるためにメンバーを集めてて、どうかな。」

紫「その新プロジェクトっていうのは?」

滝「YouTubeでの活動。9人集めたいんだけどまだ2人しか集まってなくてさ。」

ちょっと面白そうだし、仕事無くなったし丁度いいかと思ってしまった自分と、

未だに好きになれない足を失った自分の姿を晒すことに躊躇いを感じる自分が葛藤している。

そしたらふっかも同じ躊躇いがあったらしく、
口に出してくれたんだ。

滝「じゃあそれを隠すっていうのはどうだ?」

紫「え?」

この社長、どうしても俺らを採用したいらしい。

黄「とりあえずやってみようかな…収入ゼロになっちゃったし…」

紫「確かにそうだな、やってみます。」

滝「お願いなんだけど、君たちの友達も誘ってもらえる?2人くらい」

黄「2人…あ、翔太と涼太さんは?」

紫「あー、あの2人。ちょうどいいじゃん」

滝「その子たち誘っておいて。じゃ、俺仕事あるから。また連絡するから」

風のように去っていった滝沢社長。

すぐにふっかが翔太に連絡したらやるって。

さすがに収入ないからって同じこと言ってた。

涼太さんも一緒にいたらしくて、
涼太さんも無理やり翔太が誘ったって。




これが俺たち4人の事務所に入ったキッカケ。

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塩麹 - 面白かったです。話の続きが読みたいです。頑張ってください。 (2021年7月10日 21時) (レス) id: db16e507d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi  
作成日時:2021年6月23日 23時

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