検索窓
今日:182 hit、昨日:62 hit、合計:305,190 hit

五月蝿い。 ページ17



緑side

季節は移り変わり、春が訪れた。

公園の桜はもうすぐ見頃。

俺は晴れて大学院生になった。

ラウも高校2年生。

年度替わりで学生の俺らは忙しくしてた。



4月も半ば。

学校終わりの夜。

明日の研究で使う資料を集めてたときに

俺の部屋に来客を知らせるランプが点灯した。

「はーい、空いてるよー」

と声をかけると現れたのはふっか。

紫「あべちゃーん、ちょっと連絡〜」

緑「なに?急に…」

紫「すぐそこの空き地あるじゃん?

あそこに家が建つんだって。」

緑「えっ、、」

俺は大きな音が苦手で、

昔、実家の近くに家が建つってなったことがあった。

イヤーマフをしててもダメで、パニック起こして。

田舎のおばあちゃん家に避難したことがあるくらい。

工事のガンガンッって音が1番だめなのかも。



紫「阿部ちゃん、大丈夫そう…?」

緑「…わかんないっ」

紫「そうだよね、、」

緑「もし、ダメだったら1回実家帰る…」

紫「そうした方がいいかもね。」


事務所に行くのも、大学院に行くのも

遠くなっちゃうけど…



紫「工事、明後日からだって。

ダメだったらすぐ俺んとこでもどこでもいいからおいで?」

緑「うんっ、、ありがとっ」



新しい生活が始まって、

それだけでも忙しくて頭追いつけないのに

なんで工事なんて入るんだよぉ…


実家に帰ることがいちばん良いかもしれないけど、

みんなといると落ち着くし、安心するんだ。

しかも荷物とか全部こっちにあるから

必要なものを実家に持っていくのも面倒な話…

極力はこの家にいたい…


自分がパニックにならないことを

ただただ祈るだけだった。

五月蝿い。2→←また我慢した末っ子。4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (243 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2349人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 病系 , 障害系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

佑妃奈(プロフ) - リクエストしても大丈夫でしょうか?康二くんが難聴なのでみんなが手話を覚えて康二くんが嬉し泣き?するような話がみたいです!お願いしますm(_ _)m (2022年4月5日 7時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
あべさくLOVE(プロフ) - それにいち早く気付いて看病するのは阿部ちゃんでお願いします (2021年10月27日 9時) (レス) id: 1111c475d4 (このIDを非表示/違反報告)
あべさくLOVE(プロフ) - 移行おめでとうございます 突然ですがリクエストいいですか? YouTubeの撮影時に偶然その場にあったヘリウムガスをイタズラでふっかが吸って話したらその声を聞いた佐久間くんが嫌なことを思い出し過呼吸になり意識を失ってしまうのをお願いします  (2021年10月27日 9時) (レス) id: 1111c475d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - 塩麹さん» ありがとうございます🙇🏻‍♀️ (2021年9月23日 8時) (レス) id: ed2220e284 (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - 移行おめでとうございます。更新頑張ってください。 (2021年9月23日 2時) (レス) @page1 id: 7ea8ab1db2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆぴ | 作者ホームページ:http://yupinoohanashi  
作成日時:2021年9月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。